雪みっくす
初音みっくす 01―メーカー非公式 (CR COMICS DX)
- 作者: KEI
- 出版社/メーカー: ジャイブ
- 発売日: 2008/12
- メディア: コミック
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捨てみっくすないのはなんでですか?
捨てみっくすないのは、何でですか?
単行本、なぜか第2話「でかみっくす」が第1話にされて、一つずれた話数として収録されてますよ。何か問題があったのかな? まあこの、光の巨人から始まりユゴスよりのミクで締める構成も奇麗ではありますね。
……印税です♥で落としてたらどうしようかと思ってたけどw
しかし自分、この「でかみっくす」コミックラッシュと初音ミクアンソロジーコミック 1 (CR COMICS DX)とそしてこの単行本と、同じ漫画に3回金を払っていることになるな。ううっ。このままだと観賞用・保存用・布教用と買い揃えるどこに出しても恥ずかしいリッパなオタクになってしまうぅっ!*1
それはともかく。単行本に入った中でいうと、やはり「未来みっくす」が秀逸かな。キャラクターとしての初音ミクではなく、音源ソフトとしての(別の歴史での)初音ミクを描いているのですが……。
月刊 COMIC RUSH (コミック ラッシュ) 2009年 01月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: ジャイブ
- 発売日: 2008/11/26
- メディア: 雑誌
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で、コミックラッシュ最新号での「13th song 雪みっすく」、作者のKEI氏が自分のWebページで公開してたハロウィンの女の子がメインで登場ですよ。今までもクリプトンのVOCALOIDはむろんのこと、クリプトンが初音ミク以前からやっていたキャラクターの「http://mazenama.jp/pc/」とかとかちとか春閣下とか出してきてましたが、自分のWebページのオリキャラとのコラボというのは初めてかも。もちろん今度は季節がらハロウィンではなくて……。いやロボットだからマシンだから寒くはないんだろうけど、寒そうだなwんで、漫画でも大活躍のwat氏のインタビューのあるこれ。他の記事はともかくとしてこのインタビューはおもしろかった、というか腑に落ちる部分が多々ありました。そうだよね。初音ミクで決定的だったのはあのネギ振り動画*2だよねw あれさえなければ「音源+キャラクター」という無難な存在で、たかだか「映像では達成されていた作者(演者)とキャラクターの分離が音声でも達成された」程度の問題で済んでしまって収まりもよかったんだけれども、あれのせいでCGMそのものを象徴する存在にまで格上げされてしまい……。
作った側としては、
教会の鐘とか銅鑼とか、法螺とか、一時であれそのレベルに匹敵したといっても過言ではないかなぁと。
p12
程度の自負であり野心であったのでしょうけれども。
初音ミクというキャラクター/音源そのものについてはともかくとして。
私がこのブログでぐちゃぐちゃ文句つけてたことって、極言すると
「ミクに、代理店を紹介する話ですよ!! アニメ化任せて下さいよ!! 二億は約束しますよ二億!!」
p17
とかの方面の人たちにも、今作っているユーザー相手のシステムがパクられ真似され「クリプトンがやっている事と同じですよ」という口実でユーザーに押し付けられるデファクトスタンダードとして今世紀の経済システムを決定付けてしまうんですよ、という一点なんです。露悪的には書いてますけれども、実を言えばクリプトンの中の人の誠実さについては疑いを抱いてないですし*3。ただ、全てのメーカーそして個人*4がそれと同じ事をやっている未来というものをクリアにイメージできているか。これはクリプトンがどうこうというよりも、それ(の作るシステム)に対している全ての人の問題。
なまじクリプトン自体が善良なだけに、そのシステムが悪用された時の問題が見えてこない。
企業個人営利非営利にかかわらず、パンツの柄を選べる自由。「ネギミク丼、ミク抜きで」が出来る自由。その部分にだけは踏み入ってはいけない、と個人的には思います。