BEAUTY IN BLACK

黒衣の女王 グイン・サーガ126 (ハヤカワ文庫JA)

黒衣の女王 グイン・サーガ126 (ハヤカワ文庫JA)

アニメも始まったグイン・サーガの新刊。
アニメ合わせというわけではないんでしょうが、初期の本編や外伝『七人の魔道師―グイン・サーガ外伝(1) (ハヤカワ文庫JA)』の展開を引き受けるような話に。
D
世界で一番のお姫様女王様リンダの揺れっぷりが楽しい。イシュトの方も(予言の帝王としてではなく)チチアの王子の本領発揮。やはりグイン・サーガは話がせせこましくなってこそ

そういやリンダだってまだ22歳。ファンタジーライトノベルのヒロインとして特にトウが立っているというわけでもなし。こういうラノベ*1展開もありですよね。

個人的には、久しぶりにスニの出番が多くてうれしいです。スニかわいいよスニ。

以前の展開での、大好きなリアードとの再会での描写がスルーされていた方がおかしかったわけで。作者もアニメ関係で原作自作を読み返したりしたからなのでしょうか、スニがどういうキャラだったかに思い及ぶようになったみたい。よかった。よかった。

これであとはレムスの復権がなれば、やっと初期の伏線につながるようになりますね。

*1:つーかレディコミとかハーレクインとかかも