とらドラ10!

とらドラ10! (電撃文庫)

なんか表紙の大河の表情が怖いんですが。口から下に影が入ってるせいだと思うけど……べつに絵師さんそういう意図で描いてないよね?

というわけでとらドラ!もアニメ合わせで完結。シリーズ終わった理由はともかくとして、まあこれ以上ずるずる引っ張ってもしょうがない話だし終わり時ではありますか。

内容については、極めて自己説明的な*1話ですので特に語ることもないのですが。

ここまで親子関係に拘って描写したライトノベルというのは近年珍しい*2かも。まあこのシリーズの場合最初から中心になっていたのは大河&竜児&泰子の(擬似)家族関係ですから、恋愛相手&親友たる祐作や実乃梨は部外者だったわけで。最後の展開がこうなるのも必然か。

しかし美少女ゲーム『Noel』の方ではむしろ近年のラノベに多い美少女アクションを書いていた著者が、ラノベに来たら美少女ゲーム『CLANNAD』直系とも言える家族物を書くというのもおもしろいです。たとえ移入であれジャンルやメディアの流行に囚われないのは良いですね。

• Σぎゃあ お おひさしぶりす

• http://novelno.net/archives/2009/03/05-235945.php

余談

そういえば作中で「リア充」って脇役の春田くらいしかいないね。やはりこれは著者が(ry

*1:良く言えば

*2:『レジンキャストミルク』みたく「親が敵」というエヴァ世界系のはわりかしあるけど