「既存作品部門」コメント

今回は「グイン・サーガ」と「グロリアスドーン」にも入れたかったところ*1ですが、ここらへんはまだ入れる機会もあるでしょうから押したいシリーズを優先。

リバース・ブラッド 3 (ガガガ文庫)

リバース・ブラッド 3 (ガガガ文庫)

リバース・ブラッド 4 (ガガガ文庫)

リバース・ブラッド 4 (ガガガ文庫)

1巻での、最もクライマックスになる部分のバトルをさくっと端折ってくれてきたあたりでただの伝奇バトルとは違うところを見せてくれていましたが、いよいよ序章も終了ということでこの作家の真価を発揮してきましたよ。今もっとも期待するシリーズ。

たま◇なま~こわいものはありますか?~ (HJ文庫)

たま◇なま~こわいものはありますか?~ (HJ文庫)

たま◇なま?生きている、日々? (HJ文庫 ふ)

たま◇なま?生きている、日々? (HJ文庫 ふ)

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ライトノベルの衣を借りて、人生の意味を問う王道ジュブナイルをやっていたこちらもいよいよ完結間近。

さて次は七巻です。そっちに行きます。待っていて下さい。p299 あとがき

いよいよメタフィクション来るか。

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商業版「外史」*2たる華蝶仮面も見事完結。やはり王道はいいなぁ。

リリスにおまかせ!〈3〉 (電撃文庫)

リリスにおまかせ!〈3〉 (電撃文庫)

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主人公で視点キャラなのはタイトルロールでもあるお馬鹿で何も考えていない使い魔リリスなんですが、表紙になるのは彼女の萌え崇拝対象たるご主人の「サタン様」。しかし真の視点はそれをとりまく名も無いクラスメイト達からの彼女達に対する

「な、なるほどのう。あ、いや、そうじゃな、ワシが知ってる通りのことじゃな。リリスよ、分かったか?」
 サタン様は満足げにうなずき、わたしにそう声をかけてくる。その様子を、クラスメイトたちは微笑ましく眺めていた。
 そうか。サタン様は、本当はわたしに話の内容を理解させるため、わざわざ彼女たちに説明をさせていたのか。3巻 p19

天然&ツンデレ萌えなのでした。これはけっして素で天然な著者がナチュラルに書いているからではないのです。それはさておき。単純に百合コメディーとして見ても楽しい*3作品なので萌え四コマとか好きな人にもお勧めです。

数学ガール/フェルマーの最終定理 (数学ガールシリーズ 2)

数学ガール/フェルマーの最終定理 (数学ガールシリーズ 2)

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正直、ライトノベルとして見るなら前作に劣るとは思いますがまあ、期日的に投票しそこねた前作への評価含めシリーズとして。しかしこのシリーズこのままだとライトノベル読者へのアピールが弱いから、ソフトバンクにはぜひとも中文版の「數學少女」を逆翻訳*4してGA文庫から出しなおして欲しいところです。

*1:特にグインについては、読んでる人なら理由は分かるかと思いますが

*2:外国人出会いにいそしむ外人の執念

*3:あくまでも駄菓子的な意味で

*4:いや本文は元々日本語&数式なんだからイラストだけ入れればいいだけか