炎の転校生(だいたいあってる)
- 作者: 逢空万太,狐印
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2009/07/15
- メディア: 文庫
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世の中どうなっているのか、不思議な事に一巻が好調のようなのです。(中略)そのご恩に報いる為には、とにかく作品を出し続ける事だと思うのですよ。ペリー・ローダンシリーズくらい。殺す気か。あとがき(p276)
まさかのニャル子さん2巻。『一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)』なんぞ読んでしまって鬱になった心にこの「いかにもラノベ」な悪行三昧は心地よいなぁ。『撲殺天使ドクロちゃん』亡き後唯一の心の糧。GA文庫編集部にはもう、ドクロちゃんでおかゆまさき氏が受けた仕打ちと同様、この作者が提出してきたプロットは軒並み「いいですね。それ次のニャル子さんのネタにしましょう」と受けて全部ニャル子さん化して続けさせて欲しいですね。ドクロちゃんは10巻で終わってしまいましたが、こちらはもっとずっと続けて欲しいです。ペリー・ローダンは無理としてもグイン・サーガくらいは超えてもらわないと。殺す気か。
で、内容。2巻目にして既にマンネリ、そして更にパワーアップしたネタまみれ。完璧だね。作者はこのシリーズに期待されることを完全に理解しています。そしてシャンタッ君、萌え。*1
話としては。押しかけ女房のニャル子さんに彼女に懸想する炎髪灼眼のクー子*2も加わってうる星やつら、そして幻夢境でバーチャロンとヴェドゴニア。で、だいたいあってるな。うん。
「兄より優れた妹なぞ存在しねぇ!」4. はるかに遠き、夢の形見は(p208)
……彼もレギュラー化するかな? 話に絡める男性キャラ少ないから、ぜひレギュラーになって毎回瞬殺されて欲しいなっ。