THE SINISTER SURGE

遠いうねり―グイン・サーガ〈127〉 (ハヤカワ文庫JA)

遠いうねり―グイン・サーガ〈127〉 (ハヤカワ文庫JA)

パンデミックなケイロンに変質した平和主義のヤガ。

別に時事的な話題に寄り添って書いてるわけでもないでしょうが。グイン・サーガは1つの世界なんだな。*1

以後で初めて読む新作でした。

グインをずっと読んでいる身としてはシリーズのあとがき読んでるだけで……だったわけで芸人に身をやつしての珍道中あたりの展開で既に「最後の」として覚悟されていて*2パロに着いてからの話はもう「おまけ」と思ってたのだけれども。
グイン・サーガ 2 虜囚
グイン・サーガ 4 望郷
それでも実際にそうなると寂しいものですね。「ケイロニアをみすてた豹頭王グイン」あたりはともかくとして「第三次パロ神聖王国の中興の祖となる聖王レムス」あたりは描いてほしかったところでした。
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*1:現実として起こり得ることとパラレルに繋がっている、という意味で

*2:個人的には『闘鬼―グイン・サーガ116 (ハヤカワ文庫 JA ク 1-116 グイン・サーガ 116)』がラストエピソード扱いでいいやと思ってる