Mathematical Girls

素因数分解の一意性
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゚ ゚
p38

マンガ版の主人公はテトラちゃんだよね。
数学ガール (数学ガールシリーズ 1)
原作の1巻*1は曖昧な恋愛と厳密な数学とのせめぎあいが奇跡の名作を作っていたけれども、マンガ版はそのへんのニュアンスを絵でちゃんと埋めていて良いよね。

数学ガール/フェルマーの最終定理 (数学ガールシリーズ 2)
原作2巻*2ではテトラちゃんとユーリの椅子取り合戦になってしまって、ミルカさんは椅子ならぬ棚に上がってしまって残念……ってマンガ版まだそこまで行ってないけども。あれもマンガにするとそこらへんのディテールが追加されて良い感じになってくれるかもしれず。原作での問題は視点がひたすら、主体性と自己批判の欠けたギャルゲー的ハーレム主人公「僕」に固定されていたあたりにあって、話(というか起こっている出来事)自体にはそこらへんちゃんと含まれていたわけなので、第三者視線でディテールアップせざるをえないマンガになるとそこらへん変わってくるだろうしね。
……いやそれはそれでミルカさんテトラちゃんユーリのωのワルツの中心で呆然として立ち尽くす「僕」という構図がいや増すだけかもしれないけどもー。

おまけ: Pythonフィボナッチ数列

def fibonacci():
    a, b = 0, 1
    while True:
        yield a
        a, b = b, a + b

print 'Fibonacci sequence:'
for i in zip(range(100), fibonacci()):
    print 'F%d = %d' % i

*1:続編の構想があったわけではないだろうから1巻という言い方は不適当かもしれないけど

*2:フェルマーの最終定理