首相がぁ……

 震災時の冷静な行動で日本人は世界から称賛を浴びたが、原発事故への日本政府の対応が、それをすべてぶち壊した。

http://news.nifty.com/cs/headline/detail/fuji-zak20110317002/1.htm

普天間と同じだ。普通にやればいいものをこじらせるだけこじらせてそれを自分のせいじゃないと思ってる。
原発なんて重大ではあっても大局から見れば小事なんだから、それこそ最初に電源が失われたことを理解した段階で自衛隊OBな議員あたりに必要な処置を全て承認すると確約し全権を与えて任せてしまうべきだった。軍隊であれば大将がやることじゃなくてせいぜい大佐あたりがやるべき事。首相クラスには今自治体が自主的にやっている自治体相互での援助の調整とか、他にやるべきことがいっぱいあったのに……。

首相はなまじ知識があったから「的確な対処」を自分で判断できると思い上がっちゃったのだろうな。でも必要だったのは「今やっている処置は失敗するだろう」という予測に基づき次の一手、その次の一手の準備をする、という軍事的発想。

結局「今やっている処置が失敗した場合次はどうするの?」という一番重要な情報が全く宣伝されないから、ちゃんと軍事的な発想ができる諸外国から信用されない。

そんな中でも米軍は、(おそらく日本政府から要望される以前に)必要になる「かもしれない」リソースを輸送していた。世界的に軍を展開し、スマトラ島沖地震でも今回の時と同じような活躍をしていた米軍だからこそ、なのでしょうが。

今の段階で首相を責めても意味ないですが。現在前線に出て被爆しつつ放水作業に当たっている人の大半は「もっと早く出動命令を出してくれれば放射線が低い段階で作業できたのに」と思っているのじゃないのかな? 宮仕えの身では自主的に判断して勝手に出動するわけにもいかなかったわけですし。

原発に関しては、阪神淡路大震災の時の自治体首長と同じような過ちを犯してしまったみたいです。

首相は地震発生翌日の12日に福島第1原発に向かい、津波被害に遭った福島、宮城両県の沿岸を上空から視察。野党などから「現場の復旧、救助活動の障害になった」との批判を招いていた。

http://news.nifty.com/cs/domestic/governmentdetail/kyodo-2011031801001127/1.htm

いやもう何もするな。部屋の隅でガタガタ震えて命乞いでもしててくれればいいから。それが一番日本のためになるから。