調和社会万歳。。。
うっわぁ。まあ当然ではあるんだけども、実際にこうなっちゃうと……。
レイプレイや児ポ法改正がらみの騒動――それ自体はグローバルスタンダードに合わせなければ生存不能な日本の立場からすればいたしかたないですが――と、このいかにも「お上」感覚な隣国でのオタクファン活動に対する言論弾圧(エロパロだって言論だ)が最悪の形でこの日本において結びつく、その可能性こそが最も避けなくてはならなく、しかし一番あり得そうな未来の形。
- ---機構概要/情報開示--- EOCS/一般社団法人コンピュータソフトウェア倫理機構オフィシャルウェブサイト
- 番外その18:アダルトゲーム自主規制問題とコンピュータ・ソフトウェア倫理機構の問題: 無名の一知財政策ウォッチャーの独言
元よりソフ倫はお上(国会やら警察やら)に問題視されないよう参加団体の倫理規定を統一してそれを「守らせる」組織。欧米感覚の「フェアな討論」に対応し自身の倫理規定の正当さを主張することなんて考えて作られていないわけで。
しかし「叩かれたから止めます」だとあらゆる団体からのバッシングを誘発してしまいます。
事が「陵辱ゲームいけないと思います。作らないでください」という程度ならまだいい*1のですが。問題はソフ倫が自身の規定を「建前」としている部分があって……つまり
それから、作品中で出てくる人物(キャラクター)は
みぃんな18歳以上だからね!
なんて感じに冒頭で注意書きされてるゲームのキャラが……で、良識的な第三者(例えば今国会でそれ主張してる議員先生とか)がそれを審査したら「自身の決めた基準を守っていない」と見られてしまう恐れが。すると倫理規定内容の是非以前に「嘘つき」と呼ばれ「自主規制」の妥当性自体を疑われてしまう。
そうなったらもう業界とは縁の無い信頼できる第三者(国会議員が定めた有識者とか)を集めた新たな審査団体(あるいはソフ倫に対する外部監査団体)を作るしかなくなる。
極端なことを言うと、今のソフ倫シールの代わりに例えば
私がこのゲームを倫理的であると審査しました
という文言と共に氏名写真を載せた有識者のシールが張られることになり、それがないソフトを売ると逮捕。とか。
……まあ、それは無いよね。
……無いといいな。
*1:いやよくないけど