内閣も自衛隊もみっくみく?
んで、
つまり、選択肢は実際には案3と4しかない。どちらも「JAXAは内閣府へ」ということだ。
今後の宇宙開発体制を決める基礎となる文書が公表された: 松浦晋也のL/D
「初音ミク+JAXA」が内閣府の元この時期に集うことになったわけで……
これが政府肝いりに!?
まあ冗談はともかく。宇宙開発って今の時点では本質的に赤字で続けるしかない事業だから、結局のところはどれだけインフォメーションで(ごく一部の宇宙オタだけでなく予算として正当化できるくらいに)市民の支持を得られるかが重要。そこらへんをできないと
予算が増やしたいなら、別枠から持ってくるしかないのだ。航空宇宙工業会が望むような宇宙関連予算の増額を望むなら、防衛省の防衛予算の中から宇宙への支出を獲得するしかないのである。ところが、現状では防衛省は「正面装備と人件費で手一杯で、宇宙に回す予算などない」という態度を取っている。当然だろう。
その状況下で、うっかり「安全保障も含めて内閣府(宇宙庁)が仕切る」などということになれば、予算は増えない、やるべき事は増える、機密事項は増える、何をしゃべることもできなくなる、ということになり、日本の宇宙開発は壊滅するだろう。
今後の宇宙開発体制を決める基礎となる文書が公表された: 松浦晋也のL/D
軍事という「恐怖」を背景としての予算付け*1しかできなくなる。今さら日本がそれに戻る必要はないわけですが、しかし黒字にできない以上何かでそれを「代用」する必要がある。
別に初音さん飛ばす必要もなくて、単に「マスコットキャラクター」が必要、というだけなんですよね。(そもそも初音ミクにしたところで製品本体である「音声」とあのキャラとの紐付けは恣意的なものでしかないですし)
つまり。今の日本に必要なのは初音ミクを押し立てての宇宙進出。これに失敗するなら松浦氏の悪夢が現実のものとなり、やがては日本が(今の北朝鮮のように)「悪の枢軸」として周り中の国から敵視されることになるかも。